これまで、ネットカフェ(漫画喫茶)で100人近くの面接者を見てきた私が、以前店長から聞いた「面接で絶対聞くことにしている質問」をまとめます。
面接をしている側の意見や考えなので、これからバイトの面接を受けようとしている人には参考になるかと思います。
面接で店長が絶対聞くことにしている質問
1.土日祝は入れるかどうか
その漫画喫茶の募集要項によりますが、基本的に土日祝は人手不足です。理由は単純で、忙しくてできるだけ楽したい人にとっては人気がないから。
漫画喫茶の客層はカレンダー通りに動く学生やサラリーマンが多いですから、平日の夕方や土日祝は当然混みます。詳しくは以下の記事を参考に。
もし、求人サイトに土日歓迎と書いてあれば、土日祝が出れないとまず採用されません。
ですが、自由シフトなら後から自分で調整することもできるので、面接ではとりあえず「土日祝も出勤できる」と伝えておくのがベストかもしれません。
私が居た職場でも「土日祝入れる」と言って採用された人の大半がシフトに土日×と書いていたので、店側はあまり期待していません。
2.年末年始は出れるかどうか
年末年始も土日祝と同じでバイトがあまり出たがらないからです。忘年会シーズンが1番忙しく、年明けまでは暇になる時期ですが、みんな内心は休みたいと思っています。
年末年始になる頃には面接で聞いたことを忘れているのがほとんどなので、とりあえず「土日祝も年末年始も問題ないです」と言っておきましょう。あとから予定が入って出勤出来ない人しかいませんから。
店によっては年末年始の12月31日から1月3日くらいまでは手当が出ることもあります。帰省する予定もなく、むしろがっつり稼ぎたい!という人は年末年始出れることを面接で強くアピールしておくことをおすすめします。採用率はぐーんと上がります。
3.希望の出勤日数
漫画喫茶は自由シフトのところが多く、土日の夕勤に毎週必ず入ってくれるみたいな人がすごく重宝されます。また、月曜日から金曜日の夜勤ならいつでも入れるけど週3日で入りたい人も有難がられます。理由はシフトに穴ができにくいから。
応募者の希望の出勤日数・曜日と店側の要望が合えば、採用されることがほとんど。人件費が少なそうな規模の小さい漫画喫茶ほど重視されます。
希望日数が多い人よりは少ない人のほうがピンポイントで使えるので積極的に採用しているそうです。私の職場の店長は「週6日の人を1人取るなら週3日希望を2人取る」と言っていました。
質問するけどあまり重視していないこと
絶対に聞いていた質問は以上の3つだけです。漫画喫茶では志望動機はほぼ聞きませんし、私が昔に面接を受けた他2つの漫画喫茶でも理由を聞かれることはありませんでした。
他にもよく質問するけれど、合否にはあまり影響しない事項を挙げていきます。
1.PCスキルの有無
ほとんどの漫画喫茶にはPCが置いてあります。置いていない店舗は個人経営のアングラなところだけだと思います。
PCトラブルも頻繁におきますし、お客さんから質問されることが多いです。ですから、PCやオンラインゲームに詳しい人は優遇されます。
でも、それ以上に勤務日数や曜日が重要視されるので、PCは電源ボタンが押せてインターネットブラウザが開けるくらいの知識でOK。詳しくは下の記事を参考に。
2.漫画は好きか
漫画が好きか嫌いかを聞かれて「好き」と答えても、面接で不利になることはありません。
漫画が好きで漫画喫茶を志望したというのも立派な動機ですし、漫画はあまり好きじゃないと答えるとむしろ楽したいから入ったんじゃないかと勘ぐられます。
出版社や流行の作品に詳しければお客さんに案内するときにも役に立つので、アピールポイントになります。好きな漫画を質問することもたまにあるらしいので、1作品くらい頭に思い浮かべておくといいかもしれません。